こんにちは、アーユルヴェーダセラピストのReiです。
日本人にとても多い不調のひとつ「肩こり」。
デスクワーク、スマホの長時間使用、ストレス、冷え、緊張…
現代人にとっては避けられない悩みかもしれません。
でも、アーユルヴェーダでは肩こりは単なる“筋肉のこわばり”ではなく、心・からだ・エネルギーの乱れが生むバランスの崩れと考えます。
肩こりの原因をアーユルヴェーダ的に紐解き、3つのドーシャ(体質)ごとに合った対処法をご紹介します。
肩こりの根本原因は「流れの滞り」
アーユルヴェーダでは、体内には「プラーナ(生命エネルギー)」や「血液・リンパ・老廃物」などの流れがあります。
これらの流れがストレス、冷え、疲労、不規則な生活などによって滞ると、肩まわりにコリや張りを感じやすくなるのです。
とくにストレスによって呼吸が浅くなったり、感情が抑え込まれると、肩~首のまわりに緊張がたまりやすくなります。
ドーシャ別肩こりのタイプと対策
🍃ヴァータ体質の肩こり
特徴:体が冷えやすく、乾燥しがち。不安や緊張を感じやすい。
• 肩こりの傾向:冷えからくるこわばり。緊張型肩こりが多い。
• 原因:ストレス、不規則な生活、寒さ、神経疲労など。
• おすすめケア:
・ホットタオルや温湿布で肩まわりを温める
・オイルマッサージ(ごま油ベース)でじんわりほぐす(一度熱したもの)
・夜は早めに寝て、自律神経を整える
私はヴァータ体質があり、無意識に肩に力が入っていること気づきます。
運転中や座っている時など。
🔥ピッタ体質の肩こり
特徴:エネルギッシュで責任感が強い。つい頑張りすぎる傾向。
• 肩こりの傾向:目の疲れやイライラによる肩こり。頭痛を伴うことも。
• 原因:長時間のパソコン作業、プレッシャー、怒り、炎症体質など。
• おすすめケア:
・目の疲れをとる(目元に冷たいタオルなど)
・ミント系のハーブティーでクールダウン
・自然の中を歩いて、頭の熱を下げる
肩そのものではないところが凝りの原因になることもあります。
🌍カパ体質の肩こり
特徴:安定感がありやさしいが、体が重くなりやすい。
• 肩こりの傾向:血流やリンパの滞りによる、重だるいタイプのコリ。
• 原因:運動不足、甘いもののとりすぎ、同じ姿勢が続くことなど。
• おすすめケア:
・朝のストレッチやラジオ体操で巡りをよくする
・スパイス(しょうが、黒こしょうなど)を使った温活
・週に数回、軽めの有酸素運動
全体におすすめのアプローチ
どの体質にも共通するのは「肩まわりの巡りをよくすること」。
オイルマッサージ、深い呼吸、軽いストレッチ、温めること…
これらを生活の中に取り入れてみてください。
特に肩こりの多い現代人にとって、アーユルヴェーダの考え方は「体の声に気づく」きっかけになります。
肩こりは、「もう仕方ない」と我慢しがちですが、体質に合ったケアをすれば、少しずつ楽になっていきますよ。