こんにちは、アーユルヴェーダセラピストのReiです。
前回はアーユルヴェーダの3つの体質「ドーシャ」についてご紹介しました。
今回は、それぞれのドーシャに合った食べ物や日々の過ごし方についてお伝えします。
からだや心のバランスは、日々の食事や生活習慣によって整えることができます。
自分の体質を知って、それに合ったケアをすることで、より快適に、自然体で過ごせるようになりますよ。
ヴァータタイプにおすすめの食べ物と過ごし方
ヴァータは「風」のように動きが早く、冷たく乾燥しやすい性質です。
バランスをとるには「温かく」「しっとり」「落ち着いた」ものを取り入れるのがポイント。
• おすすめの食べ物:
温かいスープや煮込み料理、甘味・塩味・酸味のあるもの。
例)ごはん、スパイス入りのチャイ、ごま
• 避けたいもの:
冷たい飲み物、生野菜、冷凍食品
• おすすめの過ごし方:
リズムのある生活、ゆったりした時間、ヨガや深呼吸で心を落ち着けましょう。
ピッタタイプにおすすめの食べ物と過ごし方
ピッタは「火」のエネルギー。暑がりで、エネルギッシュな反面、イライラしやすい傾向があります。
バランスをとるには「冷たくてやさしい」「刺激の少ない」ものを。
• おすすめの食べ物:
甘味・苦味・渋味があり、体を冷やすもの。
例)きゅうり、ココナッツウォーター、ミントティー、バジル、
• 避けたいもの:
辛すぎる料理、揚げ物、アルコール
• おすすめの過ごし方:
自然の中でのんびりする、冷たいシャワー、笑顔で過ごす時間を意識して。
カパタイプにおすすめの食べ物と過ごし方
カパは「水と地」のエネルギーで、安定感がある反面、重くなりやすいタイプです。
バランスをとるには「軽さ」「刺激」「動き」を取り入れること。
• おすすめの食べ物:
スパイシーで温かい料理、苦味・渋味・辛味のあるもの。
例)しょうが、ターメリック、豆類、根菜類、あたたかいスープ
• 避けたいもの:
乳製品、甘すぎるもの、揚げ物、冷たい食べ物
• おすすめの過ごし方:
朝の散歩、リズムのある運動、部屋の片づけや新しいことへの挑戦など。
バランスは日々変わるもの
私たちは3つのドーシャすべてを持っていて、生活習慣や季節、気分によってバランスが変わります。たとえば、冬はヴァータが増えやすく、夏はピッタが乱れやすいなど、季節によってもケアの方法は変わります。
自分に合ったケアを知っていると、「なんだか疲れやすいな」「最近イライラするかも」といった変化にも、やさしく対応できるようになります。
さいごに
アーユルヴェーダの考え方は、「自分にやさしく」「自然に寄り添って生きる」ためのヒントがたくさん詰まっています。
完璧を目指さなくても大丈夫。まずは1つ、自分に合った食材や習慣を取り入れてみてくださいね。