本当はないのが普通? アーユルヴェーダから見る生理痛のこと

「生理痛はあって当たり前」「痛み止めでやり過ごすもの」

そう思っていませんか?

現代では多くの女性が当たり前のように抱えている「生理痛」ですが、アーユルヴェーダの視点では『本来、生理はスムーズに流れる自然な排出のプロセス』とされています。

つまり、本来は「痛みや不快感がない状態」が自然な姿であり、痛みがあるのは「體がバランスを崩しているサイン」なのです。

目次

生理は「浄化(アーマ・排出)」のプロセス

アーユルヴェーダでは、生理は「体の中にたまった不要なもの(アーマ)」を排出する浄化のプロセスととらえます。

生理の出血は、単なる出血ではなく、子宮や体内をクリアにするための大切な月のリズム

この浄化がスムーズに行われると、心も體もリセットされるような爽快感がありますが、逆にうまく排出できないと、痛み・重だるさ・イライラなどとして現れます。

あなたはどうですか?

痛みの原因は「ドーシャの乱れ」

アーユルヴェーダでは、体と心のバランスを「3つのドーシャ(ヴァータ・ピッタ・カパ)」で見ていきます。

生理痛には特に「ヴァータ(風のエネルギー)」の乱れが大きく関係しています。

🔹ヴァータが乱れると…

• 子宮周辺の血流が悪くなる

• 冷えやすくなる

• 神経過敏になり、痛みに敏感になる

• 生理の周期が乱れがちになる

このように、ヴァータの乱れ=巡りの滞り=痛みにつながりやすいのです。

🔹ピッタ・カパが関与することも

• ピッタが過剰になると:炎症っぽい痛み、イライラ、経血が濃くなる

• カパが過剰になると:重だるさ、むくみ、生理が遅れる

つまり、生理痛のタイプは人によって違い、その人のドーシャバランスによってケアの方法も異なるというのがアーユルヴェーダの考え方です。

痛みを「抑える」より「整える」

西洋医学では痛みを「ブロックする」アプローチが多いですが、アーユルヴェーダでは「痛みが起きない體に整えていく」ことを大切にします。

そのための基本は、日々の生活を整えること。

💡生理痛ケアのセルフケア例(ヴァータタイプ中心)

体を温めること

 → 湯たんぽ、スパイスティー(シナモン・ジンジャー)、腹巻など

冷たいもの、生もの、カフェインは控える

夜ふかし・過労を避ける

 → ヴァータを乱す大きな要因です

お風呂でリラックス&呼吸を深く

こうした日々のちょっとしたセルフケアが、未来の「痛みのない生理」につながっていきます。

痛みは「メッセージ」

生理痛があるからといって、自分を責める必要はありません。

ただ、それは體からの「気づいて、整えて」というサインかもしれません。

アーユルヴェーダでは、女性の體をとても神聖なものとして尊重します。

月に一度のリズムは、私たちを浄化し、再生させてくれる自然の道理。

痛みを薬で「なくす」のではなく、整えることで痛みが消えていく體を目指して、やさしく、自分に手をかけてあげましょう。

「生理痛がないなんて信じられない」と思うかもしれません。

私は痛みがあることが不自然なことはわかっているけど、思うようにいかないことが続いていました。
それがアーユルヴェーダのオイルトリートメント数回で痛みに変化が現れました。
かくいう私も飲みたくない痛み止めをこればかりは飲んでいました。(顔面蒼白で、痛みで動けないほど酷かったです…)

それが痛み止めを飲まなくなりました。

自分の體に意識を向けていくことで、本来のリズムを取り戻すことは可能です。

アーユルヴェーダは、体質や心の状態を知ることで、「自分だけのケア方法」が見つかる知恵。

もしあなたが生理痛に悩んでいるなら、今が“自分のリズムを取り戻す”きっかけかもしれません。



アーユルヴェーダセレニテでは、自身が行った生理痛の改善に役立つ生活習慣や動きをお伝えしますよ。

お待ちしております。

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